女性の活躍推進と次世代へ建設業の魅力を伝える活動に助成しました-“建設女子応援ファンド”助成事例のご紹介-

建設業界で女性が働きやすい環境を支える活動を応援する(公財)公益推進協会「建設女子応援ファンド」(当組合の寄付により設立)は、「日本建築仕上学会 女性ネットワークの会」(以下「女性ネットワークの会」)が主催する「女性活躍推進に関する講演会および次世代との交流」事業に助成しました。

女性ネットワークの会は、建設業における女性の職域拡大と若手女性技術者の育成を目的として活動しています。組織や職種の垣根を越えたネットワークを作り、女性技術者が交流する場を提供するとともに、次世代の就職も後押ししています。

今回の助成金は、女性の活躍を考える講演会や現場見学会、子ども向けの体験イベントなどに幅広く活用され、講演会や各種交流会などを通して延べ888名の方々の参加がありました。

ここでは、取り組みの一部をご紹介いたします。

第一線で活躍する女性技術者による講演会を開催

明治大学で、建設現場や研究開発の第一線で活躍してきた女性技術者らによる特別講演会を開催しました。従来の「人手不足だから」ではなく「戦力として」女性が活躍する時代への転換や、技術開発における女性の感性や目線の重要性が語られ、パネルディスカッションでも活発な意見交換が行われました。

社会貢献活動|建設女子応援ファンド 熊野康子主査による講演「さらなる女性の活躍推進を目指して」左:熊野康子主査による講演「さらなる女性の活躍推進を目指して」
右:パネルディスカッション 左から熊野主査、棚橋泰士氏(菊水化学工業)、服部道江氏(HATTORI LABO)、
林樹里氏(株式会社エーアンドエーマテリアル)、今野 杏梨氏(株式会社マサル)、諸橋由里奈氏(株式会社マサル)

活動の場を中国・九州エリアへ拡大

今回の助成をきっかけに、広島や福岡で現場見学会を開催するなど、中国・九州エリアへと活動の場を広げることができました。

広島の複合オフィスビルや福岡のタワーマンションで行われた現場見学会では、コンクリートを流し込む前の骨組み(配筋)を見学したり、建築資材(ALCパネルやプレキャストコンクリートなど)に直接触れたりするなど、貴重な機会が設けられました。

このほか、第一線で活躍する女性プロフェッショナルによる特別授業やパネルディスカッションも実施され、非常に充実した時間となったようです。


工作体験イベント「じぶんだけのけんせつ車をつくろう」

子どもたちに向けた工作体験イベント「じぶんだけのけんせつ車をつくろう」も、各地で大盛況でした。

ブルドーザーなどの建設車を組み立てるこちらのイベントでは、当基金を活用してブロックの種類を大幅に増やした結果、より多くの子どもたちに体験してもらうことができ、建設業に関心を持つ大きなきっかけをつくることができました。

建設フェスタ in あつぎ(神奈川県・厚木中央公園) 建設車のアーチが目を惹く会場入口
社会貢献活動|建設女子応援ファンド 建設フェスタ in あつぎ(神奈川県・厚木中央公園)
「じぶんだけのけんせつ車をつくろう」は大人気!
社会貢献活動|建設女子応援ファンド 建設フェスタ in あつぎ(神奈川県・厚木中央公園)

展示やセミナーを通じて建設現場のリアルを発信

北海道では、札幌駅から大通駅まで続く地下歩行空間(チカホ)で毎年開催される「建設産業ふれあい展」に出展しました(2026年1月10日〜11日)。
出展ブースでは、大人気の「じぶんだけのけんせつしゃをつくろう」をはじめ、大型モニターを使用した女性ネットワークの会の活動ビデオ上映や、ミニセミナーを実施しました。さらに、建設現場で実際に使用される仮設トイレの展示も行い、子どもたちだけでなく大人の方々にも広く関心を持っていただくことができました。

建設産業ふれあい展(北海道・札幌地下歩行空間チカホ)
社会貢献活動|建設女子応援ファンド 建設産業ふれあい展(北海道・札幌地下歩行空間チカホ)左:実際の建設現場で使われる仮設トイレを展示 右:ミニセミナーの様子

 

さまざまなイベントを通して、建設業界の今と未来に関心を持っていただける機会が増えることをうれしく思います。

新しい建設業界を切り拓く活動を今後も応援してまいります。