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【よくある疑問】防水改修工事と同時にできる「断熱リフォーム」とは?

防水改修工事と同時にできる「断熱リフォーム」とは?

屋上断熱とは、マンションの屋上防水改修工事と同時に断熱、遮熱する工事です。

マンションの屋上には雨漏りを防ぐ為に防水層が設けられていますが、この防水層の改修工事と同時に断熱、遮熱をする必要性とメリット、得られる効果、そして、屋上断熱と同時にできる防水工事の種類や、外断熱と内断熱の違いについて考えていきましょう。

 

コラムのポイント
・マンションの屋上断熱は防水改修工事と同時にできます。
・断熱を同時にすることによって、マンション内の温熱環境が向上します。
・屋上断熱には内断熱にはない建物の耐久性を高めるという効果もあります。

 

屋上断熱と屋上防水を同時にする必要性

屋上防水工事

 

屋上防水の改修は雨漏りを防ぐ為に、適切な時期が来たら必ず行わなくてはならない工事です。

この改修工事では、一般的に既存の防水層に新しい防水層をかぶせるという方法が採用されるのですが、この際、防水層の下にある断熱材はそのままであることが少なくありません。

もちろん、断熱材がそのままであっても、屋上からの雨漏りを防ぐという面だけ考えれば、十分に工事の役割は果たしています。

ただ、マンションの断熱性という面から考えると、せっかく屋上の工事をしたのに防水だけで終わってしまうのはもったいない話です。

屋上の防水層は、新築時、又は前回の防水改修の際の工事方法や、天候、屋上の使い方などによって一概には言えませんが、劣化を進めない為には、10年程度を目安に改修することが理想的です。

そしてその防水層の下にある断熱材も、劣化し性能が低下しています。断熱材の中にある発泡ガスが年月とともに大気中に放散されてしまう為、徐々に断熱性が低下してしまうのです。

屋上の断熱材の性能は、10~15年でおよそ20パーセント程度低下してしまうことがわかっています。

つまり、屋上の防水層の改修工事をする時期と、断熱材の更新をした方が良い時期は、ほぼ重なっているのです。

屋上断熱と屋上防水を同時にする方法

屋上断熱と屋上防水を同時にする方法は、現在の防水層の種類と、屋上の利用方法によって変わります。

非歩行の屋上・メンテナンス程度の歩行をする屋上に採用される工法

日常的に不特定多数の人が出入りしない屋上では、次のような工法が採用されます。

改質アスファルト断熱常温工法

従来のアスファルト防水の耐久性・柔軟性を向上した、「改質アスファルト」を主原料とするシートで、裏面のゴムアスファルト粘着材で下地に貼り付けます。アスファルト・コンクリート・ウレタン・シートなど、さまざまな下地と相性が良く、 火気を使わずに改修工事ができる、クリーンかつ安心の防水改修工法です。

改質アスファルト断熱トーチ工法

「改質アスファルト」を主原料とするシートで、裏面のアスファルトをトーチバーナーであぶりながら下地に貼り付けます。大掛かりな施工器具を使用せずにアスファルトで溶着施工できるのが特長です。

塩ビシート防水 断熱機械的固定工法

下地にアンカーを打ち込み塩化ビニル樹脂系のシートを機械的に固定する工法です。

単層のシート防水ですが、熱や溶剤で溶ける塩ビ樹脂の特性によりシート同士を溶融着して一体化できるため、水密性の高い防水層を形成します。

サーモコントロール断熱

サーモコントロール断熱は、断熱材と高反射塗料の組み合わせによって、外気と建物内の熱の出入りを遮り、一年を通じて室内を快適に保つシステムです。

屋上防水改修工事の際に断熱材を施工し、防水層を施工した後、さらに高反射塗料を塗布して完成します。

アスファルト防水、塩ビ樹脂系シート防水、ウレタンゴム系塗膜防水に採用できます。

ルーフテラス等の歩行を想定した屋上に採用される工法

軽歩行仕様の屋上には、次のような工法が採用されます。

ウレタン塗膜防水 複合工法

断熱材の上に特殊樹脂ボードと通気緩衝複合シートを接着し、液状のウレタン塗膜防水材を塗布する工法です。平面部から立ち上がり部まで継ぎ目のない防水層を形成できるので、架台が多いなど形が複雑な屋上でも容易に施工できます。断熱と軽歩行を両立する工法です。

塩ビシート防水 密着・機械的固定工法

硬質ウレタンフォームの上に特殊樹脂ボードを敷設し、塩ビシート防水材を全面接着する工法です。断熱工法と防水層上部の歩行(軽歩行)を両立した防水システムです。

屋上断熱がビルやマンションに与える効果

屋上断熱をしたマンションの室内

屋上断熱は、マンション内の温熱環境に影響します。屋上断熱の際に遮熱も同時に行う「サーモコントロール断熱仕様を採用すると、さらに冷房効率が高くなることに加え、建物の耐久性を上げる効果も得られます。

屋上断熱が室内に与える影響

屋上の断熱材が機能を発揮している期間には、夏は太陽熱が屋上から室内に侵入する量を減らし、冬は室内の暖房の熱を逃がさない働きをします。

ところが、断熱材が劣化するにしたがって、熱の出入りする量が徐々に増えていくと、外気温の影響を受ける率が高くなり、冷暖房の効率が低下してしまいます。

特に夏は陽が落ちてからも、太陽の熱がコンクリートの内部に留まる為、夜になっても蒸し暑さが続き、快適とは言えない状況が生まれてしまいます。

屋上防水改修工事と、防水層の下にある断熱材の更新を同時に行えば、一挙に防水と断熱という2つの目的を果たすことができます。

さらに、2025年からは、新築の際、ビルやマンション、住宅への省エネ表示が義務化されることが決まっています。今後、省エネ性の高いマンションが増えていくことを考えると、既存の建物の資産価値を低下させない為に、断熱性を向上させることが必要になってきます。

省エネ性能表示制度
消費者・事業者が、建築物を購入・賃借する際に、その省エネ性能を把握し、性能の高低を比較検討することができるようにすることで、消費者等における建築物の省エネ性能への関心を高め、省エネ性能が高い建築物が選択されやすい市場環境を整備することを目的としています。

引用:国土交通省 建築物省エネ法について

屋上断熱と遮熱が建物に与える影響

屋上断熱された屋上

 

外気温の変化は常にコンクリートを膨張させたり収縮させたりしていますが、そのことがコンクリートのひび割れの原因になってしまいます。

防水と断熱を同時にする際に、断熱材と高反射塗料を組み合せた「サーモコントロール断熱仕様を採用すると、建物に与える温度変化が抑えられ、コンクリートのひび割れが発生しにくくなります。コンクリートのひび割れが抑えられるということは、防水層の劣化を抑えることにも繋がり、マンションの耐久性を向上させます。

外断熱改修と内断熱改修の違い

建物の断熱改修の方法には外断熱と内断熱があります。その中で屋上防水改修工事と同時に行う断熱の方法が外断熱です。内断熱は室内から天井裏に断熱材を施工する断熱改修です。

2つの断熱方法を比較すると、内断熱は建物内の温熱環境への効果しかありません。冬暖かく夏涼しい環境を少ないエネルギーで整えられるようにはなりますが、建物に対する外気温や日射が建物に与えるダメージは防げません。

一方、外断熱は、遮熱も同時に行えることもあって、外気温や太陽熱が屋上に与える負担を少なくし、建物の劣化の進行を抑えられます。

屋上防水の改修計画と並行して、適切な時期を見逃さないことが大切です。

ビルやマンションの断熱性を上げる防水改修工事の時期を見逃さないポイント

屋上防水改修調査

マンションの屋上の状態は、マンションの管理人が常に屋上をチェックしていたとしても、専門家の視点から判断しないと発見できないことが少なくありません。

特に非歩行の屋上では、人々の視界に入るチャンスも少ないのでより発見が遅れます。

その為、屋上を良い状態に維持する為には、防水改修調査が役立ちます。専門の防水改修調査員が、無料で屋上を調べ、現在の状態を診断します。

天候や屋上の使用方法などの影響によって、劣化の進行度合いは異なりますが、劣化が深刻な状態になる前に、防水改修をすることが理想的です。

適切な時期に行われる防水改修工事は、工事期間も費用も抑えられるからです。そしてそのタイミングで、一緒に断熱と遮熱工事を行うと、建物内の温熱環境が調い、建物の耐久性が向上します。

早めの防水調査が屋上と建物を守ります。屋上のことが気になったらお気軽にご相談ください。

屋根(屋上防水)の点検
雨水を直接受ける屋根は、コンクリートだけでは水の侵入を防ぐことができないので、「防水層」が設けられています。 防水層にも寿命があるので、建物の一生を通じて何度かは部分的に、あるいは全面的に修繕することが必要です。

引用:国土交通省 保全ガイドブック

防水改修調査で劣化の状態を早めに発見できれば、改修工事の工期も費用も抑えられます。

そして何より、雨漏りによる耐震性の低下や壁のシミなどの被害を未然に防げます。

耐用年数まで間があるが、雨漏りの不安を感じるという場合にも、そろそろ耐用年数が来るので防水改修工事の検討を始めなくてはならないという場合にも、防水改修調査が役立ちます。

専門の調査員が無料で行いますのでお気軽にお問い合わせください。

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