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【遮熱と断熱の違い】ビルやマンションの屋上防水にはどちら?

【遮熱と断熱の違い】ビルやマンションの屋上防水にはどちら?

断熱と遮熱の違いは熱が建物に与える影響を抑える方法の違いです。そしてビルやマンションの屋上に遮熱と断熱を備えさせると、ビルやマンション内の環境が快適になり、冷暖房費の節約にも繋がります。

そのような「断熱や遮熱機能を同時に持たせることができる屋上の防水工事」をご存知でしょうか?屋上防水と断熱・遮熱の関係や工事方法を確認していきましょう。

コラムのポイント
断熱と遮熱の違いは熱が建物に与える影響を抑える方法です。
断熱と遮熱でビルやマンションの省エネ性が向上します。
屋上の防水改修の際に断熱と遮熱は同時にできます。

 

屋上の断熱と遮熱の違いがマンションやビルに与える影響

屋上の断熱と遮熱の違いがマンションやビルに与える影響

どちらも太陽熱が建物に与える影響を抑えるということでは共通していますが、その方法は異なります。

断熱は断熱材を使って、屋上や壁のコンクリートに伝わって流出する熱と侵入する熱の量を抑える働きです。冬は暖房の熱を逃がさないようにし、夏は太陽の熱を侵入させないようにします。

断熱をしておけば、建物の内部の熱対策は行えますが、本来建物内部に移行する熱が断熱材に蓄積され、夜間にその熱が徐々に外気へ放出されることにより、夜間の外気温度が下がりにくくなる懸念があります。それを解消するためには遮熱も必要です。

遮熱は、屋上や壁に降り注ぐ太陽の熱を跳ね返して熱を浸透させないようにする働きの事で、ヒートアイランド現象の緩和が期待されます。

断熱によって建物の内部には、最小限のエネルギーで快適な室温が維持される温熱環境が整いますが、実は遮熱をすることが、建物内部への漏水を防ぐ為に設けられている防水層の寿命を延ばす事に繋がります。

防水層は施工方法によって異なりますが、アスファルト防水押えコンクリート仕上げであれば約17年、ウレタン塗膜防水であれば約10年という耐用年数を備えています。ただ、断熱と遮熱の組み合わせ方によっては、耐用年数に影響が出ます。

断熱だけをした場合、ビルやマンションの室温は夏涼しく冬暖かく維持されますが、防水層は蓄熱した断熱材の影響を受けるため劣化の進行が早まります。

断熱材が入っていない建物であれば、防水層はそのような状態にはなりませんが、ビルやマンションの室内は夏暑く冬寒いという劣悪な環境になってしまいます。

一方、断熱材の上に防水層、その上を遮熱の為の高反射塗料が覆っていれば、太陽の熱が防水層に与える負担が減少し、防水層の耐久性向上に役立ちます。

屋上防水工事と同時にできる断熱と遮熱

ビルやマンションの屋上には、定期的な屋上防水改修が必要ですが、その際に同時に断熱と遮熱をする方法が、サーモコントロール断熱です。屋上の露出防水に断熱機能・遮熱機能を持たせ、建物と防水層の劣化を防ぐと共に、少ないエネルギーで快適な室温を維持する省エネ性を高めます。

サーモコントロール断熱を採用できる防水工事の種類

防水改修の際に、同時にサーモコントロール断熱ができる防水工事の方法を確認しておきましょう。施工条件に合わせて、最適な防水工法を採用できます。

アスファルト防水 常温粘着工法

ルーフィングの裏面に改質アスファルト系の粘着層を設け、剥離紙を剥がしながら張り付けて施工する防水工法です。大型の施工器具を使用せず、火気をほとんど使わずに施工できる耐久性の高い本格的なアスファルト防水です。

アスファルト防水 トーチ工法

トーチバーナーで改質アスファルトシートを炙りながら貼り付ける防水工法です。新築工事以外に、改修や補修工事でも多く採用されています。

塩ビ樹脂系シート防水

彩色豊かな塩ビ樹脂系シートを張り合わせて施工する防水工法です。下地への固定方法によりGI 工法、LF工法、機械的固定工法などの各工法に分類されます。

ウレタンゴム系塗膜防水

ウレタン防水材を、塗り拡げて施工する防水工法です。フェンスなどのある複雑な下地形状でも使えます。

詳細はこちらからご覧いただけます。

>>>防水改修でご利用いただける防水工法一覧

アスファルト防水の仕上げと外断熱工法の関係

建物の断熱工法には、外断熱と内断熱があります。外断熱は屋上など建物の外側から、内断熱は屋根裏など建物の内側からする断熱工法です。そして、サーモコントロール断熱は、外断熱工法です。

外断熱は内断熱と比べると、外気の変化がコンクリートに与える影響が抑えられる為、省エネ効果が高いことに加え、建物自体を保護する効果が得られます。

外断熱は上記にあげた防水層との組み合わせで採用されますが、アスファルト防水と組み合わせる場合、仕上げによって露出断熱と保護断熱という2種類の方法があります。

アスファルト防水露出砂付き仕上げ

防水層を砂の付いたシートで仕上げるアルファルト防水露出砂付き仕上げは、断熱材と防水層だけの組み合わせなので、屋上の重量を約15kg/㎡に抑えられる良さがあります。その為、屋上を利用しない非歩行の屋上や既存防水層の改修工事では、露出断熱が採用される傾向にあります。

アスファルト防水押えコンクリート仕上げ

 

防水層の上をコンクリートで保護する押さえコンクリートで仕上げるアルファルト防水押えコンクリート仕上げは、防水層の中で最も耐用年数が長く、不特定多数の車や人が出入りできる耐久性を備えています。ただ、断熱材と防水層に保護コンクリートも加わるので、屋上の重量は約200kg/㎡に上ります。

防水工事と同時にする屋上緑化による断熱・遮熱効果

屋上緑化

屋上の断熱・遮熱対策には、サーモコントロール断熱以外に、防水工事と同時にする屋上緑化という方法もあります。サーモコントロール断熱と比較すると、導入にも導入後のメンテナンスも費用と手間がかかります。

ただ、屋上緑化には地域の環境に貢献できることや、建物を保護すること、マンションやビル内の環境が快適になるなどの良さがあります。

地域の環境に貢献できる

都市部で進み続けているヒートアイランド現象を緩和する効果が期待できます。

屋上緑化は、建物への熱の蓄積を抑制することから、ヒートアイランド現象の抑制効果が期待されています。

引用:国土交通省 猛暑日における屋上緑化のヒートアイランド抑制効果について

建物を保護する

紫外線による劣化や太陽熱によるコンクリートの膨張収縮が軽減される他、大雨の際に雨水を一時抑留する水害防止効果、火災の延焼防止効果などが建物の保護に繋がります。

室内環境が快適になる

主に植物の蒸散作用によって屋上の熱を低減させる遮熱効果があり、ヒートアイランド現象の緩和が期待できます。また、屋上緑化には外部からの騒音が抑えられる効果もあります。

屋上を楽しめる

緑化された屋上はマンションやビルの入居者の憩いの場として活用できます。

このように良い点がたくさんある屋上緑化ですが、適切な管理をしないと防水層が劣化し、建物の耐久性に悪影響が出てしまいます。

屋上緑化についてはこちらのコラムをご覧ください。

>>>屋上緑化のメリットデメリット マンションへの導入は資産価値を向上させる?

防水改修と同時に断熱と遮熱をしたい場合には、①屋上の使用目途②防水改修工事に充てられる期間③予算に合わせて、サーモコントロール断熱と屋上緑化のどちらを選択するか決めていきましょう。

どちらが良いのかよくわからないという場合には、お気軽にご相談ください。防水改修調査の後、最適な防水改修のプランをご提案します。

関連コラム

 

防水改修調査とは?

防水工事と防水層の劣化を未然に防ぐ定期的な防水改修調査は、コンクリートの建物の安全と資産価値を維持する為に、必要不可欠です。屋上防水の状態に不安がある場合や、防水調査についてわからないことがあれば、お気軽にご相談ください。

漏水で困っていませんか? 関防協におまかせください

 

関防協は、防水工事の「エキスパート集団」です。

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工事会社を選ぶのに不安を感じる方は、ぜひ関東防水管理事業協同組合(関防協)へまずはお気軽にご相談ください。

当協同組合は、主に関東にある防水改修の会社で形成されているグループで、東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・栃木・群馬の関東地域に限らず、山梨・静岡・長野・新潟にも支部があり、計191社の正会員がおります(2019年11月時点)。

また、年々進化し続けている防水工事についての教育活動も行なっており、適切な調査や提案ができる「防水改修調査診断員」の育成を実施しています。

「雨漏り診断をどこに依頼すれば分からない」「信頼できる施工会社の選び方が分からない」そんな方は関東防水管理事業協同組合へご相談ください。

当HPでは、防水改修調査診断員による無料診断も申し込みや、マップ上での施工店検索ができます。 少しでも防水に不安や不満を感じている方は、ぜひお気軽にご相談ください。

 

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建設防水業界トップシェアの田島ルーフィングが主催する、改修工事に特化した工事店ネットワーク。
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当サイトでは、マンションなどの一般住宅から店舗、大型ビルなど、さまざまな現場を見てきた防水のプロが豊富な知識と経験を活かして防水工事についてわかりやすく解説します。

主な資格
建築士 コンクリート診断士 宅地建物取引士 防水改修調査員

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