雨漏りしても慌てない!防水工事の工法や業者の選び方を紹介

雨漏りはじわじわと被害が広がるものから突然大量の水が侵入してくるものまで、レベルは様々です。どんな雨漏りにしても、いきなり室内に雨染みを見つけたら焦ってしまう方も多いでしょう。そこで今回は、事前に知っておくべき工法や工事店の選び方について紹介します。あなたも万が一の時に備えて、すぐにメンテナンスを依頼できる態勢を取っておきましょう!

失敗しない防水工事の工法の選び方は?

防水工事と言っても、現況や予算によって工法は様々です。では、どのような工事方法を選べば良いのでしょうか?そのポイントはずばり「専門家に任せること」です。防水工事においては適切な処置方法について一般の方が判断するのは非常に困難なため、工法を選ぶコツは信頼の置ける工事会社と事前にコンタクトを取っておくのをお勧めします。雨漏りが発生する前に何社かに現状調査を依頼するのもいいでしょう。現状の劣化具合や雨漏りを引き起こした不具合箇所を確認してもらい、提案を受けるのが最も有効な安全策です。ただし、残念ながら悪徳業者により詐欺事件などもあるため、施主として基本知識を理解しておくことは重要でしょう。また、知識を身につけておけば契約から竣工までの工事会社との打ち合わせもスムーズに進みます。ぜひ、建物の現在使用されている防水種類などは知っておいてください。

 

工事会社はどうやって選ぶ?ポイントや注意点は?

では、信頼できる工事会社はどのように見つければいいのでしょうか?ここでは選ぶポイントについて詳しく紹介します。そろそろメンテナンスの時期を迎える方や、梅雨や台風で雨漏りが心配な方はぜひ参考にしてください。

ポイント①会社の専門分野は何か

防水工事を請け負う会社は主に下の4種類です。

・建設会社
・総合リフォーム業者
・塗装専門業者
・防水専門業者

まず、建設会社や総合リフォーム業者は困った時にの相談窓口として便利でしょう。室内の被害箇所も合わせて修繕したい時には、一つの契約で全て対応してもらえるため施主の負担は軽くなります。ただし、その会社が直接施工するのではなく関連する専門会社に委託するため、諸経費などが多めにかかってしまう場合があります。
また、塗装専門業者も特殊な防水工事は別の業者に委託する場合もあるため、問い合わせする際にその会社の専門分野を聞いてみるのもいいかもしれません。
防水専門業者については、自社で材料調達から施工・現場管理まで直接行えるため、防水工事単体で言えばコストを抑えられる場合が多いです。

ポイント②見積もりが詳細にまとめられているか

防水工事の見積書は専門用語が多いため一般の方では理解しにくい内容かもしれません。だからと言って、詳細が分からない見積書を出す会社には要注意です。見積書を受け取ったら、まずは下記の項目について確認してください。

・工法や施工範囲が曖昧になっていないか(具体的な工法や材料、数量が明記されているか)
・工事が「一式」でまとめられていないか(項目ごとに分かれているか)
・現場管理費や仮設工事(養生や道路仕様許可申請など)がきちんと計上されているか

さらに、見積書と合わせて使用する材料のパンフレットなどももらっておくと工事内容の理解につながります。優良な工事会社は施主が分かるまで工事内容を丁寧に説明してくれるはずです!必ず概略を理解するまで契約することは避けましょう。

ポイント③現場管理体制が整っているか

こちらは中型以上のマンションやビルの場合に特に重要なポイントとなります。小型アパートなどと異なり、大きな物件の場合には大規模な仮設工事(足場設置など)や、各種申請(警察署への道路使用許可など)の経験が必須となります。また、着工後も定期的な検査を行ってくれるか、報告書を作成してくれるかも判断ポイントです。見積金額だけでは判断せず、どれだけ工事中や工事前後にしっかりと管理してくれるか契約前にチェックしましょう。

ポイント④適正価格を知るため場合によっては相見積をとる

適正価格を一般の方が判断するのは非常に難しいため、予算に合わない場合などは相見積もりを取る方法もあります。「せっかく見積もりを出してもらうのに心苦しい」と感じる方もいるかもしれませんが、建設業界・リフォーム業界においてはごく一般的なため気にする必要はありません。むしろどの工法が最適か、どれくらいが適正価格かが分かるため、施主にとってメリットは大きいです。ただし、工事会社と気持ちよくお付き合いするためにも見積もりを取る前に数社に相談する旨を伝えるとよいでしょう。

ポイント⑤管理会社がいる場合は業者選定について相談してみる

マンションなどの場合は管理会社と契約しているケースも多いでしょう。その場合は必ず工事会社選定の前に相談するようにしましょう。相談せずに進めてしまうと後からトラブルになる場合もあるためです。また、管理会社に工事会社との打ち合わせを代行してもらう方法もあります。工事前後や工事中の打ち合わせ手間を省けるため、忙しい方におすすめです。ただし、きちんとポイントごとに管理会社から報告を受けるようにしてください。

業者選びに困ったら関防協へご相談を!

工事会社を選ぶのに不安を感じる方は、ぜひ関東防水監理事業協同組合(関防協)へお気軽にご相談ください。当協組は主に関東にある防水改修の会社で形成されているグループです。東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・栃木・群馬の関東地域に限らず、山梨・静岡・長野・新潟にも支部があり、計191社の正会員がおります(2019年11月時点)。また、年々進化し続けている防水工事についての教育活動も行なっており、適切な調査や提案ができる「防水改修調査診断員」の育成を実施しています。そのため、安心して防水トラブルについてご相談いただけます。当HPではマップ上での施工店検索もできるため、地域密着型の信頼できる業者をお探しの方は、ぜひご利用ください。

まとめ|失敗しないためには適切な工事会社に依頼しましょう

今回は防水工事に関する工事会社の選び方などについて詳しくお話ししました。雨漏りは突然発生するため、いざという時に専門業社にすぐに対応してもらえるような関係性を作っておきましょう。また、防水層をこまめに点検・補修することは、建物を1年でも長持ちさせるためには重要です。そのため、非常事態以外にも長期間お付き合いできる工事会社を探しておくことをお勧めします。関防協では、工事会社選びから防水工事に関する疑問まで、あなたの手助けをしております。少しでも防水に不安や不満を感じている方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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防水リフォーム工事を検討中の方におすすすめなのが、「サーモコントロール断熱改修」です。屋上からの熱気や冷気を防水層で軽減できる上に耐久性も高く、空調機器の使用量を減らすこともできるため、省エネという観点からも注目されています。実際に施工されたお客様の声も紹介していますので、興味のある方はぜひご覧ください。

運営者情報

関東防水管理事業協同組合事務局

関東防水管理事業協同組合事務局

建設防水業界トップシェアの田島ルーフィングが主催する、改修工事に特化した工事店ネットワーク。
日々進化する防水工法や現場のニーズに合わせた最適な対応を行うため、施工技術者の育成にも取り組んでいます。
当サイトでは、マンションなどの一般住宅から店舗、大型ビルなど、さまざまな現場を見てきた防水のプロが豊富な知識と経験を活かして防水工事についてわかりやすく解説します。

主な資格
建築士 コンクリート診断士 宅地建物取引士 防水改修調査員

関防協(関東防水管理事業協同組合)について