アスファルト防水の施工手順とは?工法の種類や屋上防水の流れを解説

アスファルト防水の施工手順とは?工法の種類や屋上防水の流れを解説

マンションやビルの屋上からの雨漏りを防ぐために欠かせないのが、防水工事です。

中でも「アスファルト防水」は、屋上や屋根などに用いられてきた代表的な防水工法とされています。

改修工事では、新しく防水層を施工する前に既存防水層や下地の状態を確認し、建物の状況に応じた工法を選ぶことが重要で、近年は、既存防水層を活用しながら耐久性の向上を図る工法も選択肢の1つです。

本記事では、アスファルト防水の基本的な施工手順を、下地の確認から防水層の施工、立ち上がりやドレンなどの処理、仕上げまで順を追って解説します。

マンションやビルの防水改修で確認しておきたいポイントや、工法を選ぶ前に建物診断を行う重要性についても紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

このコラムで分かること

  • アスファルト防水・改質アスファルト防水は、水密性が高く信頼性の高い工法として多くの建物に採用されています。
  • アスファルト防水・改質アスファルト防水にはいくつかの工法があり、それぞれ特徴が異なるため、屋上などの防水を改修する際には、劣化状況や既存防水層の種類、予算などに応じて、適切な工法を選択することが重要です。
  • 既存防水層の状態によっては、費用を抑えられる「かぶせ工法」や、耐用年数の長い「ガムクールFRAT」などの工法を選べる可能性があります。

Contents

アスファルト防水とは

アスファルト防水とは

アスファルト防水とは、液状の溶融アスファルトとアスファルトルーフィングを組み合わせて防水層を形成する工法で、高い水密性・耐久性をもつ防水層が特徴です。

塗膜防水やシート防水などと比べて歴史が長く、信頼性の高さから、多くのマンション・ビルの屋上に施工されています。

▶︎関連コラム:アスファルト防水とは?工法・耐用年数・補修のタイミングをわかりやすく解説

アスファルト防水・改質アスファルト防水の違い

アスファルト防水と似た工法に「改質アスファルト防水」があり、使用する材料・施工方法・性能に違いがあります。

【材料の違い】
  • アスファルト防水
    • ストレートアスファルトとブローンアスファルトが主原料
  • 改質アスファルトシート防水
    • ストレートアスファルトに合成ゴム・樹脂成分などのポリマーを加えたアスファルトが主原料
【施工方法の違い】
  • アスファルト防水
    • 熱工法(流し貼り工法):現場でアスファルトを釜で溶融し、施工部分に流し入れる
    • 常温工法:常温でも流動性を保つ特殊アスファルトを、施工部分に流し入れる
  • 改質アスファルト防水
    • トーチ工法:シート裏面に塗工されたアスファルトをバーナーで溶融し、下地の上に施工する
    • 常温粘着工法(冷工法):改質アスファルトシートの裏面に粘着層があり、下地の上に接着する
    • 機械固定式工法:改質アスファルトルーフィングを、ディスク板・アンカーピンで下地に固定する
【性能の違い】
  • アスファルト防水
    • 塗膜防水・シート防水と比べて、耐久性が高い
  • 改質アスファルト防水
    • アスファルトに含まれるポリマーにより、材料や工法によっては、優れた防水性・耐久性を発揮する

→耐用年数は工法・仕様・使用環境などによって異なり、5~8年の周期で定期的なメンテナンスが必要(表面保護※・仕上げの方法によっても、耐用年数は異なる)

※表面保護:防水層をそのまま仕上げとするか、防水層の上にコンクリートを敷設したり、砂付きルーフィングシートを施工したりする方法がある

▶︎関連コラム:改質アスファルトシート防水の特徴と工法|メリット・デメリットも解説

施工方法の種類とそれぞれの特徴

アスファルト防水・改質アスファルト防水は、施工方法によって特徴やメリット・デメリットが異なり、現場に合わせて適切な方法を選定する必要があります。

アスファルト防水

【熱工法】

  • メリット
    • 溶融アスファルトが隙間なく行き渡りやすいため、水密性が高い
    • 施工直後から硬化するため、養生期間が短い
  • デメリット
    • 現場でアスファルトを加熱・溶融するため、火傷や火災などのリスクがある(熱による危険性がある)
    • 施工中に臭い・煙が発生するため、近隣住宅への配慮が必要
    • 下地が地震や気温変化で動くと、防水層にひび割れなどが生じる場合がある
アスファルト防水

【常温工法】

  • メリット
    • 現場でアスファルトを加熱・溶融する工程がないため、熱や煙の発生を抑えられる(熱による危険性は低い)
    • 溶融釜などの大型設備が不要(狭い現場でも施工しやすい)
  • デメリット
    • 気温が低い時期の施工には粘着力を確保するための工夫が必要
    • 下地が地震や気温変化で動くと、防水層にひび割れなどが生じる場合がある
改質アスファルト防水

【トーチ工法】

  • メリット
    • 溶融釜などの大型設備が不要(狭い現場でも施工しやすい)
    • シート同士を熱で一体化させるため、継ぎ目の強度が高い
  • デメリット
    • 現場でアスファルトを加熱・溶融するため、火傷や火災などのリスクがある(熱による危険性がある)
    • 下地が地震や気温変化で動くと、防水層にひび割れなどが生じる場合がある
改質アスファルト防水

【常温粘着工法】

  • メリット
    • 現場でアスファルトを加熱・溶融する工程がないため、熱や煙の発生を抑えられる(熱による危険性は低い)
    • 溶融釜などの大型設備が不要(狭い現場でも施工しやすい)
  • デメリット
    • 気温が低い時期の施工には粘着力を確保するための工夫が必要
    • 下地が地震や気温変化で動くと、防水層にひび割れなどが生じる場合がある
改質アスファルト防水

【機械固定式工法】

  • メリット
    • 現場で熱が発生しない(熱による危険性は低い)
    • 溶融釜などの大型設備が不要(狭い現場でも施工しやすい)
    • 下地に直接接着せずにルーフィングシートを固定するため、下地の影響を受けにくく、湿気による防水層の膨れ・浮きが生じにくい
    • 下地が地震や気温変化で動いても、防水層がその影響を受けにくい(ひび割れなどが生じにくい)
    • 既存防水層の上にそのまま施工できる場合がある(工期短縮・工費削減の効果を期待できる)
  • デメリット
    • ビス・ディスクを一定間隔で打ち込む必要があるため、ベランダなどの狭い場所や凹凸の多い場所、複雑な形状の場所には適さない
    • 固定間隔が不十分な部分は、ルーフィングシートが強風などの影響で端部から剥離する可能性がある(固定部分やシート端部の経年変化チェックが必要)

 

▶︎関連コラム:アスファルト防水の種類と工法の違い|事前に知っておきたい注意点や劣化のサイン

 

マンション・ビルの屋上改修は物件ごとに適切な工法が異なる場合も

防水工事の会社は、建物ごとの条件に合わせて工法を選ぶため、マンションやビルの防水改修を検討する際には、まず専門家に現地調査を依頼するところから始めましょう。

以下の条件によって、適切なアスファルト防水の工法が異なります。

【工法選びに影響するポイント】

  • 下地や既存防水層の劣化は進んでいるか(防水層のひび割れ・浮き・膨れなどはないか)
  • 雨漏りの所見はあるか
  • 既存防水層の撤去はするか※
  • 既存防水層の上に新規防水層を施工できるか(かぶせ工法は可能か)
  • 施工部分の形状はシンプルか複雑か
  • 施工部分の範囲は広いか狭いか

※劣化状況・建物の築年数・予算などによって撤去の可否は異なる

これらの条件によって適切な防水工法は異なり、工法によって施工手順が異なるため、マンション管理組合の方やビルオーナーの方は、全体の流れを押さえておくことも重要です。

▶︎関連コラム:屋上防水には欠かせない“改修用ドレン”|重要性や仕組み・施工方法まで詳しく解説

 

アスファルト防水の改修工事|施工手順(調査・下地処理から仕上げまでの流れ)

アスファルト防水の改修工事|施工手順(調査・下地処理から仕上げまでの流れ)

アスファルト防水・改質アスファルト防水の改修工事は、工法によって詳細な施工手順は異なりますが、現地調査から仕上げまでのおおまかな流れには共通点があります。

①現地調査で既存防水層の状態を確認する

まず、専門家による現地調査により、既存防水層の状態を確認します。

【防水工事における現地調査の主な項目】

  • 既存防水の種類
  • 防水層の劣化状況(ひび割れ・浮き・膨れ・剥離の有無と進行度合い)
  • 下地の種類と劣化状況
  • 雨漏りの有無(雨漏りの疑いがある部分を含む)
  • 排水ドレン※の劣化状況(防水層との取り合い部分などコーキングの劣化・本体の腐食や破損・落ち葉やゴミの詰まりなど)
  • 立ち上がり部分・パラペット※の劣化状況

※ドレン:屋上に降った雨水を側溝から縦樋に送るために排水口に取り付ける部材

※パラペット:屋上の外周に設置される低い立ち上がり部分(詳細は「パラペットとは?意味や役割を解説|防水性と安全性に欠かせない」をご覧ください。)

国土交通省が公表する「長期修繕計画作成ガイドライン」でも、大規模修繕の計画を立てる際には、調査・診断が重要な要素として位置付けられています。

出典:国土交通省|マンション管理|長期修繕計画標準様式、長期修繕計画作成ガイドライン(コメント含む)P.30〜

現地調査を行う専門家は、新築時の設計図書・修繕履歴の資料・目視や打診で確認できる現状を踏まえて屋上防水の状態を把握し、適切な工法を選定するのが一般的な流れです。

 

※以下で紹介する施工手順は、国土交通省の資料に記載される一般的な流れです。実際の場合と異なる可能性がありますので、詳細は施工会社にご確認ください。

②下地を清掃・補修し、施工できる状態に整える

防水工法を選定し、着工準備が済んだら、まずは施工範囲の下地を清掃・補修し、上からアスファルト防水・改質アスファルト防水を施工できる状態に整えます。

具体的な作業内容は、以下のとおりです。

  • 清掃(ホコリ・目立つ汚れなどの除去)
  • 既存防水層の「浮き・膨れ・剥離・ひび割れ・欠損」部分の補修(対応方法は不具合の種類と大きさによって異なる)
  • 不陸調整(水溜りができやすい場所や排水不良になりやすい場所の必要に応じて水勾配※を調整)
  • 排水ドレン周りの劣化部分の補修
  • パラペット周りに設置されている笠木・手すりなどの一時撤去(必要に応じて、施工中のみ)

※水勾配:雨水・汚水が排水口や側溝に流れるように平らな部分につける緩やかな傾斜

③下地処理する・プライマーを塗布する

アスファルト防水・改質アスファルト防水において、下地処理は施工の仕上がりを左右します。

下地と防水層を密着させるために、アスファルトプライマーを塗布し、塗布量は工法によって異なり、所定の乾燥時間を確保することで、防水性能を発揮しやすくなります。

④アスファルトルーフィング・溶融アスファルトを施工する

アスファルトルーフィング・溶融アスファルトを施工する順番や回数は、工法によって異なるため違いを押さえておきましょう。

国土交通省の資料で推奨する密着工法(熱工法・常温工法・トーチ工法・常温粘着工法)と絶縁工法(機械固定式工法)の手順は、以下のとおりです。

【密着工法】
  1. 「アスファルトルーフィング+アスファルト流し貼り」
    ※改質アスファルト防水の場合は、「改質アスファルトルーフィングシート+アスファルト流し貼り」
  2. 「ストレッチルーフィング+アスファルト流し貼り」(1回目)
  3. 「ストレッチルーフィング+アスファルト流し貼り」(2回目)もしくは「アスファルトはけ塗り」(1回目)
  4. 「アスファルトはけ塗り」(2回目)もしくは「絶縁用シート」
  5. 「保護コンクリートの打設」(押さえコンクリート仕上げの場合)
【絶縁工法】
  1. 「部分粘着層付改質アスファルトルーフィングシート張付け」もしくは「砂付あなあき ルーフィングシート張付け」
  2. 「ストレッチルーフィング+アスファルト流し貼り」(1回目)
  3. 「ストレッチルーフィング+アスファルト流し貼り」(2回目)もしくは「アスファルトはけ塗り」(1回目)
  4. 「ストレッチルーフィング+アスファルト流し貼り」(3回目)もしくは「アスファルトはけ塗り」(2回目)
  5. 「ストレッチルーフィング+アスファルト流し貼り」(4回目)もしくは「アスファルトはけ塗り」(3回目)、「絶縁用シート」
  6. 「保護コンクリートの打設」(押さえコンクリート仕上げの場合)

(上記は平場部分における施工手順の一例で、立ち上がり部分やドレン周りなどは、手順が異なる場合があります。)

出典:国土交通省|官庁営繕|公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版P.99〜

⑤立ち上がり・ドレン周りを処理する

平場部分の防水改修に加えて、立ち上がり・ドレンや、配管や太陽光発電パネル・手すりなどの架台周りの取り合い部分を処理します。

ドレンの劣化状態によっては、改修用ドレン※を設置し、立ち上がり部分を塗膜防水で納める場合もあるため、詳細は施工会社にご確認ください。

※改修用ドレン:既存ドレンにひと回り内径の細いドレンを差し込むタイプで、ドレン周りを解体せず、排水力を適切な状態にできる(詳細は「屋上防水には欠かせない“改修用ドレン”|重要性や仕組み・施工方法まで詳しく解説」をご覧ください。)

⑥表面の仕上げ(保護)を行う

防水層が仕上がったら、最後に表面の仕上げをします。

表面仕上げの方法は、主に以下のとおりです。

【保護仕上げ】
  • 押さえコンクリート仕上げ
    • 防水層の上に、厚さ50〜80mm程度の保護コンクリートを打設する方法(人の歩行にも耐えられる)
  • 乾式保護仕上げ
    • 押出セメント板などの仕上げ材を防水層の上に設置する方法(人の歩行にも耐えられる)
【露出仕上げ】
  • 砂付きルーフィング仕上げ
    • 最後に砂を吹き付けた改質アスファルトルーフィングシートを敷き込み、仕上げ材を兼ねる方法
  • 塗装仕上げ
    • 最後に防水層の上にトップコート材を塗布して、紫外線・風雨の影響を抑える方法

仕上げの方法によって、防水層形成の工程も変わる場合があります。

▶︎関連コラム:アスファルト防水の保護コンクリートの役割や耐用年数|劣化症状やメンテナンス方法、改修方法も解説

アスファルト防水の改修におけるチェックポイント

アスファルト防水の改修におけるチェックポイント

マンション・ビルの屋上防水改修工事を検討する場合、既存防水層がアスファルト防水・改質アスファルト防水の場合は、以下のポイントを押さえて計画を進めましょう。

築年数・防水工法の耐用年数だけで改修時期を決めない

アスファルト防水・改質アスファルト防水の標準的な耐用年数は15〜20年程度で、5~8年ごとに表面の保護層・仕上げ層のメンテナンスが必要になるのが目安ですが、必ずしもこの時期が適切とは限りません。

屋上の日当たりや屋根の有無、歩行の頻度、劣化の進行具合など様々な条件により、適切な改修時期は異なります。

そのため、「そろそろメンテナンスの時期だから改修計画を始める」のではなく、5年に1度程度は専門家による防水診断を受けることを検討しましょう。

定期的に防水診断を受けると、劣化を早いうちに発見でき、補修費用を抑え、雨漏りのリスクを低減できる可能性があります。

「撤去工法」と「かぶせ工法」を検討する

現場によっては、既存防水層をすべて撤去して新たな防水工事を行う「撤去工法」と、既存防水層を残してその上から新たな防水工事をする「かぶせ工法」を選ぶことが可能です。

どちらの工法が適切かは、条件によって異なり、以下の場合は「撤去工法」になる場合が多いため、既存防水層の解体撤去や処分にかかる費用が発生する点には注意しましょう。

  • 既存防水層が著しく劣化している
    • 劣化が進んでいる場合は「撤去工法」になる可能性が高い
  • 既に雨漏りが発生していて、その原因を特定できない
    • 既存防水層を撤去する「撤去工法」でないと、原因を究明できない可能性がある
  • 防水層の荷重に対して建物の強度が十分ではない
    • 既に屋上防水のかぶせ工法をしている上に、さらに新規の防水層を形成すると、設計時に想定していた荷重よりも負荷が大きくなる(建物が古いと、本体強度に影響を及ぼす可能性がある)
  • 屋上に太陽光発電システムなど新たな設備を設置する予定がある
    • 架台の設置と信頼性の高い防水処理が必要になる

 

「撤去工法」と「かぶせ工法」のどちらにするかは、専門家による防水診断で判断されるため、「うちのマンションはかぶせ工法で改修費用を削減できるか知りたい」という場合などは、まずは施工会社などに防水診断を依頼しましょう。

▶︎関連コラム:かぶせ工法とは?工法で変わる屋上防水の工事期間と改修費用

▶︎関連コラム:アスファルト防水の撤去工法とは?かぶせ工法との違いやメリット・デメリットも解説

「断熱性能」の必要性を検討する

アスファルト防水・改質アスファルト防水には、断熱材をはさみこむ納まりを選択できる場合があります。

ただし、既存防水層の納まりなどによって断熱材を設置できるかどうか異なるため、最上階の暑さ・寒さが気になる場合は、防水診断の際に断熱性能を向上させたい旨を施工会社に伝えましょう。

アスファルト防水の納まり(断熱層あり)

引用:国土交通省|官庁営繕の技術基準|建築工事標準詳細図(4)

出典:国土交通省|官庁営繕|公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版P.100〜

既存防水層が

▶︎関連コラム:屋上防水×断熱で快適な室内と屋上を実現|メリット・デメリットも解説

断熱防水改修工法「サーモコントロール断熱」の詳細はこちら>>>

他の防水方法での改修を検討する

既存のアスファルト防水・改質アスファルト防水の仕上げ方法によっては、ウレタン防水に変更することが可能な場合もあります。

ウレタン防水は、アスファルト防水・改質アスファルト防水よりも条件によっては施工費用を抑えられるケースが一般的です。

ただし、既に雨漏りが発生していたり防水層の劣化が進んでいたりする場合は、ウレタン防水への変更が難しい場合もありますので、詳しくは施工会社に現地を確認してもらい、判断しましょう。

▶︎関連コラム:アスファルト防水の改修にウレタン防水は施工できる?費用・工法・注意点を解説

長期修繕計画を踏まえて工事時期を決める

マンション・ビルで屋上防水の改修工事を検討する際には、長期修繕計画の内容を確認し、外壁改修などと合わせて工事計画を立てる方法をおすすめします。

防水改修と外壁改修など外回りの工事を同じ時期に行うことにより、工事をまとめて実施することで、居住者・利用者の負担や工事に伴う調整の手間を軽減することが可能です。

長期修繕計画において、屋上防水は重要な項目とされており、定期的に実施する建物診断の結果を踏まえて、劣化が深刻になる前の早めの補修を実現できます。

▶︎関連コラム:建物の“長寿命化”に欠かせない「長期修繕計画」とは?メリットから活用方法まで詳しく解説

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ポイント

『関東防水管理事業協同組合(関防協)』では、防水改修調査診断員が無料で訪問してアパートやマンション、ビルの防水調査を行い、診断結果報告書を作成しております。

「長い間、屋上防水の状態を確認していない」「最上階で雨漏りの跡が見つかった」とお困りのアパートオーナー様は、お気軽に私たちまでご相談ください。

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【FAQ】アスファルト防水・防水改修に関するよくある質問

【FAQ】アスファルト防水・防水改修に関するよくある質問

ここでは、アスファルト防水や防水改修に関する「よくある質問」を紹介します。

Q.アスファルト防水は工法によって費用(工事単価)は変わる?

A.アスファルト防水は、工法によって費用(工事単価)は大きく異なり、東京都がまとめた工法別単価を比較しても2倍以上の差が出ているものもあります。

(例)

  • アスファルト防水・屋根保護防水密着工法(平面)3,990円/㎡
  • 改質アスファルト防水・屋根露出防水絶縁断熱工法(平面)12,700円/㎡

出典:東京都財務局|東京都工事設計単価表について|その他|建築資材(財務)(令和8年度東京都工事設計単価表_令和8年5月1日発行)

工法の違いに加え、施工面積や形状も作業効率に影響するため、現場ごとに工事単価が変動します。

そのため、費用の詳細を知りたい方は、施工会社に見積もりを依頼しましょう。

Q.アスファルト防水は雨の日でも施工できる?

A.アスファルト防水は、下地が乾燥している状態でなければ施工できず、下地が濡れた状態で施工すると、後にその水分が日射熱で温められて防水層の下で水蒸気となり、膨れ・剥がれなどの原因になる可能性があります。

また、防水材によって施工できる気温環境の範囲が決められているものが多いため、極端に寒い冬に施工が中断してしまうケースは珍しくありません。

そのため、屋上防水の劣化が進み早めに改修したい場合は、梅雨や台風の時期を避けて施工できるように、余裕をもって改修計画を進めましょう。

▶︎関連コラム:〈よくある疑問〉雨が降っていても防水工事はできる?雨天の施工で起こる問題点は?

Q.アスファルト防水の工事中は屋上を使用できる?

A.アスファルト防水に限らず屋上防水の改修工事をしている間は、原則として作業員以外の立ち入りが制限されます。

これはマンションのルーフバルコニーなども同様です。

そのため、マンション・ビルの場合は、早めに施工会社と工程や工事期間を確認し、居住者やテナントに事前周知する必要があります。

Q.屋上に太陽光パネルが設置されていても屋上防水の改修はできる?

A.既に屋上に太陽光パネルが設置されている状態で屋上防水の改修をする場合、基本的にはパネルの脱着が必要になる場合があります。

そのため、太陽光パネルの交換工事やメンテナンス作業の時期と合わせて防水改修工事を実施すると、付帯工事にかかる費用を抑えられる可能性があるため、建物の総合的な工事スケジュールを確認しましょう。

▶︎関連コラム:屋上への太陽光パネル設置は防水工事が重要|「やめとけ」と言われる理由やメリット・雨漏り対策も解説

Q.アスファルト防水の改修後にチェックするポイントは?

A.アスファルト防水の改修を行った後は、定期的な目視確認によって「平面における防水層のひび割れ・浮き・膨れ・剥離」や「立ち上がり部分の取り合い部の劣化」、「排水口周り」を重点的にチェックしましょう。

ただし、屋上に上がれないマンション・ビルでは、外周に手すりや柵が設置されていない場合があるため、目視確認も専門家に依頼すると安心です。

また、定期的に目視確認して一見不具合がないようでも、チェック漏れがある可能性もあるため、5年に1度程度、定期的に専門家による防水診断を受けることをおすすめします。

▶︎関連コラム:屋上の雨漏りを防ぐアスファルト防水と劣化早期発見の必要性

ポイント

『関東防水管理事業協同組合(関防協)』は、主に関東の防水改修会社で形成されているグループで、東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・栃木・群馬以外に、山梨・静岡・長野・新潟にも支部があり、計192社の正会員がおります。(2026年1月時点)

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改質アスファルト防水「ガムクールFRAT」|耐用年数30年・保護コンクリート不要

改質アスファルト防水「ガムクールFRAT」|耐用年数30年・保護コンクリート不要

マンション管理組合様・ビルオーナー様におすすめのアスファルト防水の改修工法が「ガムクールFRAT」です。

建物のライフサイクル全体で屋上防水の改修にかかる負担を減らすためには、耐用年数の長い工法を選ぶことがポイントになります。

「ガムクールFRAT」は、以下の点が特徴です。

  • 耐用年数30年:建物のライフサイクルにおける改修工事の回数を削減できる
  • 保護コンクリートの打設不要:特殊面材に高反射塗料を塗布することで、保護コンクリートを打設せずに、高耐久化を実現できる(コンクリート減量によるCO2削減効果と、工期・コスト削減効果を期待できる)
  • 「シート×塗膜」による高い水密性:防水面での弱点になりがちなシートの継ぎ目や、架台・配管周りなどの複雑な形状の部位に液体状の塗膜材を使用するため、精度の高い施工が可能
  • 部分メンテナンスが可能:万が一、防水層が部分的に破損しても、他の部分が劣化していなければ最低限の補修で対応できる可能性がある
屋上防水改修に伴い高耐久でメンテナンス性の高い工法に切り替えたい方は、ぜひ「ガムクールFRAT」の採用をご検討ください。

ガムクールFRAT|工法の詳細・Wordカタログ

関防協|ガムクールFRATに関するお問い合わせ

まとめ

アスファルト防水・改質アスファルト防水は、水密性が高く信頼性の高い工法として多くの建物に採用されています。

いくつかの工法があり、それぞれ特徴が異なるため、屋上などの防水を改修する際には、劣化状況や既存防水層の種類、予算などに応じて、適切な工法を選択することが重要です。

「アパートの屋上防水が劣化していないか心配」「長期修繕計画を立てる上で、工事時期や工事金額の目安を知りたい」というオーナー様は、建物診断の実績が豊富な関東防水管理事業協同組合(関防協)にご相談ください。

関防協では無料診断から防水改修計画までサポートしています。

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